主要業績一覧

2010年4月22日現在

著書

(1) 『琉球王国海上交渉史研究』(榕樹書林、255+ⅷp.、2010年3月19日)

論文

(1) 「明代初期における琉球の官生派遣について—『南雍志』にみる国子監留学生の位置付けとして—」(『歴代宝案研究』第6・7合併号、21−56頁、1996年)

(2) 「明朝における朝貢国琉球の位置付けとその変化—14・15世紀を中心に—」(『東洋史研究』第57巻第4号、1−35頁、1999年)

(3) 「琉球王国の半印勘合と明朝の朝貢勘合との関係について」(『第八回琉中歴史関係国際学術会議論文集』 琉球中国関係国際学術会議編刊、337−358頁、2001年)

(4) 「明代朝貢国琉球的地位及其演変」(『海交史研究』2001年第1期、76−97頁、2001年)=中文

(5) “The Ming Dynasty's "Tributary System" and Ryukyu: Focusing on Paying a Tribute as an Act” (Workshop on Northeast Asia in Maritime Perspective: A Dialogue with Southeast Asia, The Asia Research Institute, National University of Singapore and The 21st Century COE Program <Interface Humanities>, Osaka University, pp.108-115, 2005)=英文

(6) 「『新興通商拠点国家』琉球的形成与展開—以哈密・満剌加比較為中心—」(『第九届中琉歴史関係国際学術会議論文集』 海軍出版社、53−64頁、2005年)=中文

(7) 「18世紀を中心に見た東南アジア関係の漢籍地理書に関する覚書」(『不可視の時代の東南アジア史—文献史料読解による脱構築』平成15〜17年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書、研究代表者 早瀬晋三、63-73頁、2006年)

(8) 「古琉球期における琉球王国の交易品——域内社会との関連を中心に」(人間文化研究機構連携研究「ユーラシアと日本:交流と表象」研究プロジェクト(編)『人間文化研究機構連携研究 シンポジウム ユーラシアと日本 境界の形成と認識—移動という視点 報告書』 編者刊、30-39頁、2008年)

(9) 「琉球王国における貢納制の展開と交易—「琉球弧」域内統合と交易システム」(加藤雄三・大西秀之・佐々木史郎(編)『東アジア内海世界の交流史—周縁地域における社会制度の形成』 人文書院、42-62頁、2008年)

(10) 「明朝の国際システムと海域世界」(桃木至朗(編)『海域アジア史研究入門』 岩波書店、50-58頁、2008年)

(11) 「古琉球期の琉球王国における「海船」をめぐる諸相」(『東アジア文化交渉研究』創刊号、221-248頁、2008年)

(12) "Foreign Policy and Maritime Trade in the Early Ming Period: Focusing on the Ryukyu Kingdom", ACTA ASIATICA No.95, pp.35-55 (in English), August, 2008

(13) 「17~18世紀初における琉球王国の構造変容―文化交渉の交差点として」(関西大学文化交渉学教育研究拠点(編)『関西大学ICIS・第1回次世代国際学術フォーラム報告書』 編者刊、3-12頁、2009年)

(14) 「東アジアにおける文化比較・文化脈絡で考える茶・茶文化」(西村昌也・大槻暢子・篠原啓方・于臣・鄭潔西・三宅美穂・宮嶋純子・熊野弘子・氷野善寬・佐藤実との共著:関西大学文化交渉学教育研究拠点(編)『関西大学ICIS・第1回次世代国際学術フォーラム報告書』 編者刊、149-170頁、2009年) ※主に163-168頁の執筆を担当

(15) 「ヴェトナムのフエ旧外港集落の天后宮と関聖殿の調査基礎報告」(野間晴雄・西村昌也・篠原啓方・佐藤 実・木村 自・氷野善寛・熊野 建・Nguyễn Văn Đăng・Nguyễn Mạnh Hàとの共著:『東アジア文化交渉研究』第2号、261-288頁、2009年) ※主に266-269、271-282頁の執筆を担当

(16) 「沖縄における茶文化調査の概要と今後の課題」(大槻暢子・宮嶋純子との共著:『東アジア文化交渉研究』第2号、289-311頁、2009年) ※主に289-295、300-304、309-311頁の執筆を担当

(17) "Structural Transformation of Ryukyu Kingdom in the 17th and Early 18th Centuries: As an Intersection of Cultural Interaction"Cultural Reproduction on its Interface: From the Perspectives of Text, Diplomacy, Otherness, and Tea in East Asia, ICIS, Kansai Univ., pp.3-17, March, 2010)

(18) "Tea in the Historical Context of East Asia: Cultural Interactions across Borders"(Joint paper with NISHIMURA Masanari, OTSUKI Yoko, SHINOHARA Hirokata, MIYAKE Miho, MIYAJIMA Junko, KUMANO Hiroko, HINO Yoshihiro, and SATO Minoru, Cultural Reproduction on its Interface: From the Perspectives of Text, Diplomacy, Otherness, and Tea in East Asia, ICIS, Kansai Univ., pp.195-226, March, 2010)

学会等提出論文

(1) “Foreign Policy and Maritime Trade in the Early Ming Period: Focusing on the Ryukyu Kingdom”(Workshop on Southeast Asia in the 15th century and the Ming Factor, Singapore, 19 July 2003)=英文

(2) “The Ming Dynasty's "Tributary System" and Ryukyu: Focusing on Paying a Tribute as a Practice” (Conference Paper, The 18th International Association of Historians of Asia, Taipei, 8 December, 2004)=英文

その他著作

(1) 解題「伊波普猷『古琉球』」「桑原隲蔵『蒲寿庚の事績』」「藤田豊八『東西交渉史の研究 南海篇』」「岩生成一『南洋日本町の研究』」「信夫清三郎『ラッフルズ』」「石田幹之助『南海に関する支那史料』」(岩波講座『「帝国」日本の学知』第8巻『空間形成と世界認識』(山室信一責任編集)、岩波書店、2006年)

(2) コメント「地中海世界」から「東アジア海域世界」へ—「中国」の呪縛との格闘(フォーラム:「ブローデル『地中海』を読む」研究合宿へのコメント、『東アジア海域交流史 現地調査研究〜地域・環境・心性〜』第2号、2007年)

(3) コラム「空気を読むか、読まないか――近世東アジアにおける“場”と文化交渉」(関西大学ICISニュースレター『Reflection』No.2、5頁、2008年7月)

(4) Book Review "Review of Yomigaeru kaijo no michi: Nihon to Ryukyu, by Tanigawa Ken'ichi"Journal of Cultural Interaction in East Asia, Volume 1, pp.75-78, March, 2010)

学会報告・主な研究報告

(1) 学会報告「明代初期における琉球王国の官生—朝貢秩序世界における国子監留学生の位置付けとして—」(東南アジア史学会第54回研究大会、那覇、1995年12月2日)

(2) 学会報告「明代朝貢国琉球的地位及演変」(第九届国際明史学術討論会、武夷山、2001年8月27日)=中国語による報告

(3) 学会報告「『新興通商拠点国家』琉球的形成与展開—以哈密・満剌加比較為中心—」(第九届中琉歴史関係国際学術会議、武夷山、2002年11月7日)=中国語・日本語による報告

(4) 学会報告“The Ming Dynasty's "Tributary System" and Ryukyu: Focusing on Paying a Tribute as a Practice”(The 18th International Association of Historians of Asia, Taipei, 8 December, 2004)=英語による報告

(5) 学会報告「古琉球期琉球の通交・貿易と華人ネットワーク」(東方学会・第51回国際東方学者会議、東京、2006年5月19日)

(6) 学会報告"The Function of Ryukyu kingdom in the Regional System: Peripherality as its Strategy"(International Convention of Asia Scholars 6, Daejeon, 8 August, 2009)

(7) 学会報告「朝貢ルートの観点から見た琉球の対明朝貢の意義――他の朝貢国との比較を中心に」(第12回中琉歴史関係国際学術会議、青島(中国)、2009年11月22日)=日本語および中国語による報告

(8) 研究報告「行為としての「朝貢」−古琉球を中心に−」(第1回「倭寇の会」研究合宿、室津、2000年4月1日)

(9) 研究報告「朝貢の捉え方−『明実録』による朝貢事例表作成に向けて」(天理大学主催、研究フォーラム「物・人・情報からさぐるアジア交流史」、天理、2002年1月12日)

(10) 研究報告“Foreign Policy and Maritime Trade in the Early Ming Period: Focusing on the Ryukyu Kingdom”(Workshop on Southeast Asia in the 15th century and the Ming Factor, Singapore, 19 July 2003)=英語による報告

(11) 研究報告“The Ming Dynasty's "Tributary System" and Ryukyu: Focusing on Paying a Tribute as an Act”(Workshop on Northeast Asia in Maritime Perspective: A Dialogue with Southeast Asia, Naha, 29 November 2004)=英語による報告

(12) 研究報告「琉球の国家形成と海域世界」(九州大学COEプログラム「東アジアと日本:交流と変容」第2サブテーマ国際ワークショップ「新たなる東アジア像を求めて——九州と海域世界」、福岡、2006年9月20日)

(13) 研究報告「明朝の国際システムと海域世界」(東南アジア史学会関西例会2006年10月例会、大阪、2006年10月14日)

(14) 研究報告「古琉球期における琉球王国の交易品—域内社会との関連を中心に」(人間文化研究機構・連携研究「ユーラシアと日本:交流と表象」国際シンポジウム「境界の形成と認識—移動という視点」、佐倉、2007年3月3日)

(15) 研究報告「琉球弧域内社会から見た交易―“貝の道”から琉球王国へ―」(にんぷろワークショップ2007・第Ⅱ室「東アジアの文化交流と海域」、福岡、2007年7月21日)

(16) 研究報告「冊封体制と"勘合貿易" ―日本史の呪縛を超えて―」(大阪大学歴史教育研究会第23回例会/海域アジア史研究会2008年4月例会、豊中、2008年4月19日)

(17) 研究報告「琉球王国の形成と琉球弧―内と外から見た交易システムの機能」(連携研究「ユーラシアと日本:交流と表象」交流研究会、京都、2008年11月29日)

(18) 研究報告"Structural Transformation of Ryukyu Kingdom in the 17th and Early 18th Centuries: As an Intersection of Cultural Interaction"(The 1st International Academic Forum for the Next Generation, Suita, 13 December, 2008)=英語による報告

(19) 研究報告「フエ都城外港集落Huong Vinh社明郷村の天后宮と関帝廟、ならびに”明郷人”の実像について」(篠原啓方・西村昌也と分担、東南アジア学会関西地区2009年6月例会、吹田、2009年6月13日)

(20) コメント報告「八木光教授の報告「進貢船の性能について」に対するコメント」(にんぷろ沖縄シンポジウム「東アジアの海域交流―琉球という視点から―」、那覇、2009年12月12日)

講演・社会活動等

(1) 講演 公開講座「海を渡った琉球人」全3回(鳥取県立図書館主催、鳥取、2003年11月22日、2004年1月24日・2月14日)

(2) 講演「琉球王国と東アジア国際秩序」(大阪大学文学研究科COEプログラム「インターフェイスの人文学」主催、第二回全国高等学校歴史教員研修会、豊中、2004年8月10日)

(3) 講演「琉球王国と東アジア国際秩序」(岡山県高教研地理歴史公民部会歴史分科会研究発表会、岡山、2005年2月2日)

(4) 公開授業「海から見た東アジア世界」(桃木至朗と分担)(神奈川県社会科部会歴史分科会・大阪大学歴史教育研究会による高大連携の試み「東アジア・東南アジア世界をどう教えるか」、鎌倉、2007年8月1日)

(5) 講演「“周縁”としての琉球王国―従属と自律の狭間で―」(飛び出す人文・社会科学~津々浦々学びの座~「周縁社会の歴史を学ぶ意味」、札幌、2008年11月1日)

(6) 講演「『琉球の時代』の琉球とアジアの視座」(琉球大学「江戸立探検隊」大阪シンポジウム、大阪:ホテル阪急インターナショナル、2010年3月8日)


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